再生施工 と おやっさん

こんにちは。

今回は一般住宅の山門の再生施工です。

年齢は40歳の山門です。

普段は社寺仏閣を中心に施工していますが、

ブログを通じて一般の方からたくさんのお電話をいただき奮起しました。

今年からですが、一般のご自宅も再生施工を始めます！

今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


＜お問い合わせ先ご案内＞株式会社グランドライン
〒525-8577
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立命館大学BKCインキュベータ内
TEL: 077-564-8515
早川　悟（はやかわ　さとる）

写真は竹製の建具です。

表面は劣化していますが、その下には飴色の塾肌が隠れています。

美しいです。

天然の竹で造られた袖垣（そでがき）は廃棄予定でした。

ですが、再生できるのです(#^^#)ｖ

飴色の塾肌が艶めかしいでしょ。

月日と言う経験を積んでいるからこそ出てくる凛とした気品！

美肌、これが「わびさび」です。

今回はサービスさせていただきます(#^.^#)

ペアで並べると更によいです！

私には着物を着ている女性２人に見えています・笑

改めて蘇る喜びを実感しました。

施工の途中、庭師のおやっさんが秘密基地から自慢の流木を持って来られました。

おやっさんは私に

「これ、キレイになるかのぉ？」と尋ねられました。

「ええ形やけど、えらい汚れとるね～」・笑

「気に入っているから触りまくって眺めとるんや」

「そうなんや」・笑

「ほな、休憩時間にササッとやってみましょか」って感じになりました。

休憩時間

ウッ！！

硬い！！

劣化層がまだまだ劣化不足！！

おやっさんは私が苦戦しているのを見て

「手間かかるんやともうええで」と気を使っていましたが、残念そうな顔を見ると…笑

「せっかく持ってきたんやし、まぁ見ててや、再生して見せるわ」とお返事。

キラリ☆

必殺技持ってます・笑

おやっさん、台まで持ち出して…。

ははは・笑

「見違えたなぁ」って、何回も言うたはりました・笑

「よっぽど気に入ったはるんやねぇ」

よかったです(#^.^#)

その直後

「これなんかも、キレイになるかのぉ」と尋ねられました。

「これは！ナウマンゾウの化石糞ですか？」笑　※失礼しました。

「違うわな笑　黒檀やがな」

「また、一段と硬いですやんか」笑

「まぁ、せっかく持ってきはったんやし、やってみましょか！」

かたーーーーい

思ってた以上に硬く、甘く見ていました。

ですが必殺技でキラリ☆です。

「もうあきらめてたから嬉しいわ！」

「見違えたなぁ」って、何回も言うたはりました・笑

「よっぽど気に入ったはるんやねぇ」

よかったです(#^.^#) 

その直後！！

「これ～、高い骨董品なんやわ、こんなんもキレイになるかのぉ」と尋ねられました。


「また一段と硬いですやんか！！　しかも鉄ですやん！！」笑×3

「まぁ、せっかく持ってきはったんやし、やってみましょか！」

「さっきから繰り返しかぶせてくる吉本新喜劇みたいですやんか」・笑

「そうやんか・笑」ってことでやることに(#^^#)

「しかし、錆び錆びですやん」・笑

ほんで扉は錆びて開かへんし…。

兆番部他、錆びてて折れそうな箇所がありますが、この程度なら簡単に再生できそうです。

こんな感じでキレイにしていきます。

なんと！開かずの扉が開きました！

ええことある予感です(＾◇＾)/

中の錆びもキレイに取ってお引渡しです。

「値打ちが上がったわぁ」と喜んでいただけました。

ほんまに高そうですやん！！

よかった、よかった(*^.^*)

帰り際、大切にくるまれている流木を前にご満悦なおやっさんでした。

最高の笑顔に癒されます・笑

庭の仕事も一段落したので帰宅です。

また、飲みながら触りまくるんやろなぁ。　はははは

お疲れさまでした。

気を付けて！

ところで山門は！？

こんな感じで再生しています。

しっかり仕事しています！

まだまだ終わっていませんが。

ここから更に手を掛けます。

お父様の形見の山門が息子さんに引き継がれるそうです。

親子三代の歴史を重んじて仕上げさせていただきます。

全工程３日間です。

長くなりますので、山門の施工内容はまた改めてご案内させていただきます。

ではまた(#^^#)/