2015年7月6日月曜日

過去の現場と自分

高台寺 圓徳院様に参りました。

以前施工しました箇所の経時変化の確認と調査に参りました。
南庭

7年前、松の床板を洗いました。

※コーティングは開発者の社長さんが塗布されました。

北庭 枯山水

襖絵 「白龍」

7年前、ケヤキの地板を洗いました。
※コーティングは開発者の社長さんが塗布されました
7年前、松の床板を洗いました。
※コーティングは開発者の社長さんが塗布
されました
※当初は滑り等がありましたが、現在は改善されています。

7年前、駒札を洗いました。
※コーティングは開発者の社長さんが塗布されました。
※当初は酸化チタンの含有量が多く、若干白く仕上がっていましたが現在は改善されました。

当時はこの状態よりも汚れていましたので、
費用対効果は充分に出ています。
建て替え原価を承知の上です。
襖絵 「松竹梅」


たまには 小生の思いのほどを少々


お付き合いいただければ幸甚に存じます。

私は、以前施工した場所に度々訪れては確認をしています。

それは技術を磨くよりも大切なものが現場にはたくさんあるからです。


現場では過去の自分と出合うことがあり、足跡を辿ると考させられることもしばしば…。
おでこにシワを寄せ目を瞑って考えこんでいると「大丈夫ですか?」って声を掛けられることもしばしば…笑

今日まで師匠と呼べる方はなく、誰にも習ったことがなく、独学で美装の技術を極めて参りました。
そのせいか誰よりも怖がりなのです。
自信とは別の次元です。

怖がりを克服するには、誰よりも勉強し、実践し、確認し、経験し、挑戦し、成長していかなくてはなりません。

これは会社や個人を良く見せる為の宣伝ではなく、日本の職人としての誇りを持てるように
日々精進していきたい現れでもあります。

昔のいろいろな職人さん達を想像し、現場をよく見回すと、足跡がたくさん残っています。

そう、現場には昔の職人さん達と出会うこともしばしば…。

だから現場が好きで出向きます。
私もこの会社で未来の職人さん達に足跡を残せるよう日々精進に励んでいく所存であります。

なんてね 

以上、思いのほどでした

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

では今回はこれにて失礼致します。


感謝です。

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