2015年6月28日日曜日

ガラス 鏡 鱗状痕 ウロコ汚れ 研究中①

写真は、窓ガラスの表面に付着した頑固な汚れ鱗状痕です。(以下、ウロコ汚れ)

時にスリガラスにようになり、透明なガラスの美観や視界を損なわせます。

この頑固なウロコ汚れを「誰でも簡単に除去ができたらいいなぁ」なんて研究をしております。
上記の写真は、創作レストラン様のガラス面です。

今回は非接触工法にて除去を試みました。


非接触工法とは、ガラス面やステンレス部に直接触れずに除去をすると言う意味の工法です。
正式にはこんな名称の工法はございません。

独自の工法に名前を付けないとです(><) 
左側は完全にスリガラス状態ですが、右側も同じような状態でした。※ステンレス部同様
こちらの施設環境ではキレイにしても、またすぐに汚れたり、元通りになる為、お客様でも簡単に安全に管理ができるように非接触工法でキレイにしてみました。

お客様は「魔法みたい!」と驚いておられました(笑)


今後はお客様の方で管理が出来ます。
私の娘(小6)でも出来る簡単な工法です。

喜んでいただきなによりです。

ありがとうございました。
こちらは温浴施設のガラスです。

よく見るとウロコ状汚れになっています。

これは意外に頑固者なのです。
この場合は、遊離砥粒研磨方式にて除去をしました。

ちなみに遊離砥粒研磨方式とは、鉱物系などの研磨材をスラリー固体と液体の懸濁液したものを機械研磨することです。

現在、業者さんが現場で超頑固なウロコ汚れを除去する主な方法を2つ程ご紹介させていただきます。

1. 遊離砥粒研磨方式:(市販品例え:クレンザー)
   利点は、高研磨レート性:単位時間当たりの研磨量、低スクラッチ性:傷つきにくいなど
 ※機械の回転速度が早いとワークの精度は不安定になります。



 人工砥粒:アルミナ系  
天然砥粒:酸化セリウム


2. 
固定砥粒研磨方式:(市販品例え:ダイヤモンドパット)
   利点は、平坦研磨性、安定した研磨レートなど
   ※垂直面で手研磨作業の場合、ワークの精度は不安定になります。



例:固定砥粒ディスクパット(様々な種類が有ります)


固定砥粒研磨方式の場合は、作業性に難点があったりします。
建物に設置されたガラスは垂直面で平坦ではないからです。
手研磨は工場での精密研磨のように、常に一定の力と精密なあ・た・りを保てない為、場合によってはガラスに傷を付けてしまいます。

それに固定剤のボンドや樹脂による目詰り、目こぼれ、目つぶれなども心配の要素となります。

熱を持ったまま使い続けた場合、ドレッシング(目直し)にも時間が掛かり面倒で、
効率を考えたりすると予備がたくさん必要になったりします。

それをクリアするには専用の200V仕様の特殊な機械工具と発電機で補ったりします。 

ですが、一般の方には用意はもちろんですが、技術的にも取扱いが厳しいのです…(^^;)
グランドラインには全国の温浴施設、スポーツ施設などから何とかしてほしい「お悩み鏡」が届きます。

地方の水質や泉質を調査し、データ化して
ガラスに何が付いているのかを自分の目で確認し、大学で調査を行っています。
※全体の現状を把握し、対策を考えます。

条件によりますが、濾材やヘアーキャッチャー、その他の仕掛けを設備機器にすることもあります。

※あ!失礼。 写真に写っているのは愛犬「アニー」です。(チワワとシーズーのハーフ・女の子 1才です)
話は飛び飛びですが(笑)

酸化希土・希少金属(レアアース・レアメタル)を使用したセリウム濃度の高い研磨材などは、上記左の写真のように薬品ヤケや小傷も簡単に取れますが、必要以上に使い続けたり、部分研磨を集中的にするとガラスの表面に歪みが生じます。
※高速で走る特殊車両などの操縦席ガラスに歪みが生じると操作に影響し、事故にも繋がりかねません。

これも一般的には厳しいかもです(^^;)

しかし難しい難しいばかりではね(^^;)✕2

簡単に考えてみます!
基本的にガラスは焼成されれば透明で無機質な素材となります。

石材や木材のように柔かい部分と硬い部分があったり、色目、日焼け、結晶等が混在しておらず
、風情を残す仕上げ調節を必要としないので難しい素材ではないのです!(^^)

少し簡単になったかも(笑)

グランドラインの目標は、「どんなものでも落とせます」ではなく、「あなたが落とせます」、「あなたがキレイを保てます」を目標に独自の研究を行っています。

目標は高ければ良い着地点が見つかるように思うので高めに設定しております。

実際に弊社を通じて、キレイを持続されているお客様がたくさんいらっしゃいます。

先日、嬉しい事にケミカル等の開発をされている先生が開発に加わっていただきました(^^)v

これからも専門的な方のご支援をいただきながら、更に研究を深めて参ります。



<ここで少し宣伝させていただきます>
温浴施設等の清掃・衛生管理でお悩みの関係者の方がおられましたら是非お電話くださいませ。

スベル!ヌメる!カビる!臭う!スッキリしない!清掃頻度、外注契約内容はこれでいいのか?、費用対効果の診断…等々

意味のない防滑・再防滑加工等をしなくていいかもですよ!

特に支配人様向け → 勉強したい!いろいろ聞きたい!方はお気軽にお問い合わせください。

目からウロコが落ちるかもですょ(*^_^*)



お問い合わせ先
株式会社グランドライン
担当者: 早川 悟(44才)

525-8577
滋賀県草津市野路東1-1-1
立命館大学BKCインキュベータ内

TEL 077-564-8515
FAX 077-564-8513


不定期につづく。

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