2015年4月26日日曜日

木洗い (伊勢神宮の茶室 洗い作業⑤)

床板、向板、床柱などに蝋ワックスが重ねて塗られている為、真っ黒になっています。
よく見ると、重ね塗りで白浮き(密着不良)しています。
畳上げをしないので洗うのが大変ですが、染み込んだ蝋ワックスが板をしっかり守っているようです。
炉縁だけを外して洗います。
洗って乾燥中です。
木目・板目(梢)が炉に向かい合わせになっているのがよく分かります。
黒ずみを取ると本来の木肌(個性・顔)が際立ちます。
コーティング塗布後、乾燥中です。※コーティングは専用の溶剤で除去が可能なものが必須です。
コーティングの目的は、お湯やお茶がこぼれても染みにくくするためです。

完全乾燥すると自然な風合いになり、お手入れもたいへん楽になります(^^)/

次は、障子(和紙)と反古紙(ほごし)貼りの襖などの紙の黄ばみを抜いてコーティングします。

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