2015年3月15日日曜日

木洗い (伊勢神宮の茶室 洗い作業③)

洗いが終わりました。

表面が劣化した木戸を洗ったまま放置しておくと、1ヶ月もすれば汚れてカビも生えてきます…。
今回は乾燥後に浸透性のコーティング剤を塗装して完了です。

コーティング剤に求める性能は、美観の維持と腐朽菌の抑制、紫外線による劣化予防が主となります。
もちろんのことですが、木の香り、手触り、風合いなどが変わらないことが必須条件になります。
コーティング剤を塗装しておけば、少々汚れても水洗いでキレイになります。効果は3~5年です。

コーティング剤を塗装後に、お客様から「やっぱり色を入れたいなぁ」と言われることがあります。
コーティング剤は専用の液剤で除去ができますので、木部保護塗料で古色仕様に変更することも可能です(^^)v
上記写真のように、移動できる建具は刷毛と塗装機でコーティングして行きます。

<お気に入りの塗装機をご紹介>
弊社では、塗装時の
リスク(吸引や飛散)を十分に把握した上で、ドイツ製のアバック温風低圧塗装機を採用しています。
性能は、材料の飛散が殆ど無く、塗着効率が業界ナンバーワンでこれ以上ない優れものです。

メーカー名:エムオースプレーイング㈱ 
担当者:中西様(塗装機の業界では彼の右に出るものはいません(笑)ホントに)お友達です。
塗装機に興味のある方は是非、HPを覗いてみてください。→http://www.mospraying.co.jp/
コーティング塗装完了後
(艶・着色なしの自然色仕上げ)
西陽が当たると、暖かな温もりを感じ、凛とした佇まいに癒やしを感じます。

次もまだまだ洗います。

外部が全て終わってから、室内に入ります。

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